教育関係

なぜ、今プログラミング教育?Vol,3

こんにちは。
昨日は、『現在の日本のITスキル状況』を掲載致しました。
今日は、その日本の生産年齢人口と大学入試改革をお話し致します。

目次

日本の生産年齢人口

日本の生産年齢人口は、経済産業省が発表した2015年のデータによると約8,000万人です。2050年には5,000万人まで減少すると言われています。今の小学6年生が2050年になると43歳でしょうか。全体的な仕事の量に大きな変更はありません。しかしAIの進化によってある程度はカバーされていますが、それもで当然のように限界があります。今の子どもたちはとても大変な時代を生きていかなければなりません。働き手は減るが、業務の量が大きく変わらないことを政府も見越し、2020年大学入試改革を考えました。

容易に想像ができると思いますが、3,000万人分の業務量をAIの進化だけではカバーしきれません。よくて20%程度の軽減ではないでしょうか。そうなると不足分の2,400万人分は海外から雇うことになります。海外のエンジニアたちは日本にどんどんやってきます。2050年の18歳~65歳までの生産年齢人口は、3人に1人が海外の人になるという計算になります。(あくまで経済産業省のデータからの個人的な見解です)
煽るわけではありませんが、IT人材に関してはさらに深刻な状態です。

2020年大学入試改革

大学入試改革では、「思考力・判断力・表現力」=論理的思考力を一層重視するという考えがベースにあります。記述式問題が導入されてきているのもその一環といえます。思考力と・判断力は文字通り、物事を解決するために考える力と解決方法が正しいのか判断する力です。上記で述べたような時代に突入する中、今までの教育方法だけでは、社会に出て通用すると言い難いと政府は考えています。

では国語や算数では、論理的思考力は育たないのでしょうか・・・?
続く。