こんにちは、コロナウィルスの影響が少なく緊急事態宣言が解かれた39県は、今まで通りの日常に戻りつつあるようです。
埼玉県も、もうすぐ解除になると思われます。緊急事態宣言が解かれていない県の子どもたちも『早く学校に行きたい』と言っているのではないでしょうか。
さて、今回のコロナウィルスの影響で、教育関係者や我々保護者も良い意味で教育に対して見つめ直すことができたのではないでしょうか。
コロナウィルスの影響で学校が休校になった当初は、学校を便りにした発言が目立ち、『部活動は中止になるのか?』とか『親も休まなければいけないのか』など、子どもたちの安全とかけ離れた話が、連日メディアで放送されていました。
しかし時が経つに連れ、メディアで報道される自宅学習の進歩や工夫を見る機会が増え、『あれ!?うちの学校は課題だけでいいの!?』と思ったご家庭も多いのではないでしょうか。
私の周りの保護者も、最初はそこまで意識をしていなかったものの、今ではオンライン授業が当たり前になりました。極端な話、コロナウィルスが人の考え方を変えさせたと私は思っています。『オンライン授業』とまでは言わないものの、『ICTを活用した教育が今以上に普及することが必要』と私は思っている(むしろ必須と思っている)ので、良い意味で、日本の保護者が教育について見つめ直す機会になったと思っています。
これから起こること
では、これだけ保護者の間でも『オンライン授業』や『オンラインレッスン』が普及しているにも関わらず、なぜ日本の公立校ではオンライン授業が出来ないのでしょうか。休校がこれだけ長引けば、自学自習できる児童とそうでない人との差は確実に広がります。また、冒頭でも記載した緊急事態宣言が解かれた県と、まだ解かれていない県も同様です。私立の小・中学校や海外では、早くからオンライン授業に切り替え、試行錯誤しつつも教室にいる時と差が無いレベルでオンライン授業を行っています。もちろん、学校の先生により個人差はあるものの、生徒に対してきちんとフォローする姿勢があるからできている訳です。
だからと言って、一概に公立学校が悪いというわけではありません。公立学校の背後には、文部科学省がいるからです。文部科学省が声を上げて、『オンライン授業、またはICTを活用した授業をさらに推進するぞ!予算も取り、子どもたちに質の高い教育を!』と舵を切ってくれれば済む問題です。
そして、オンライン授業やICT教育が進めば、『学校』という存在意義がさらにはっきりします。『学校は勉強をするところだ』という定説ではなく、『学校にいけば協調性や共同生活が学べるところ』という明確な意味が残ります。また、個々の苦手な科目・単元を自宅で復習することが容易になり、先生もプリントの作成時間が軽減され、より授業に集中することができ、生徒に対してフォローできるようになります。
さらには、小学生の『習い事』にも変化が出てくると私は考えています。今でこそ、『学習塾』、『ピアノ』、『水泳』は3大習い事ですが、ICTの普及により学習塾はオンライン授業にシフトしていくと考えています。コロナウィルスの影響で保護者の気持ちにも変化が起こりました。『学習塾』、『ピアノ』、『水泳』のようにその場所に行き月謝を払い、対価(技術)を得るのではなく、その場所に行かなくても学習ができる『オンライン』というものが心強いと感じるようになりました。オンラインは、その名の通りその場所に行かなくて良いものです。自宅でさまざまな学習が可能です。送迎しなくても良いと言うメリットも魅力的です。
これからは、何の習い事が出てくるかまでは言い切れませんが、おそらく『プログラミング教室』は今後も必要とされるだろうと実感しています。子どもたち自身がITリテラシーを理解し、学び、オンラインも使えるようになる。これが自学自習する第一歩につながるのではないでしょうか。10年前では考えられなかったことが、既に現実として行っています。今回のコロナウィルスの影響で、学校だけに頼るということがいかにリスクがあり、時代に合っていないということに我々保護者が気が付き、『より良い教育とは何か』を調べなければ、教育格差はますます広がります。