教育関係

【体験談】家庭学習用-まなるご ご家庭学習キット-

まなるご

こんにちは。先日お知らせでご紹介した『まなるご家庭学習キット』を実際に体験してみましたので、感想を書きたいと思います。

まなるご ご家庭学習キットとは

イー・トラックスは、新型コロナウイルスによる「臨時休校」を受け、同社の家庭学習用Scratch課題「まなるご家庭学習キット」を、2020年3月16日~4月10日まで、小中学生を対象に一般公開する。

同キットには、Scratchの基本操作ができる子どもであれば取り組めるように、「課題」以外にも「解説」や「ヒント」を盛り込んだプリントや「完成例動画」が含まれている。

内容は、角度と座標の練習用課題2点とプログラミング制作課題2点の合計4点。各課題の所要時間は、1〜2時間を想定。

インターネットに接続できるパソコンがあれば、「まなるご」の生徒はもちろん、一般の小中学生(保護者様)も入手できる。

ICT教育ニュースより

環境の準備

プログラムをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをパソコンにインストールします。
パソコンが得意な方なら、『あー、はいはい』と言った具合で進められると思いますが、普段パソコンに触れない方が行うと難しいかもしれません。敷居が高い印象を受けました。お子様だけでやらせるのは難しいと思いますので、サポートをお願いします。

気になる内容は・・・

個人的な感想になりますが、家庭用学習素材で使用したり、塾で使用しても全く申し分ない内容と感じました。
いくつかポイントを列記したいと思います。

  • 問題がPDFで出されている点
  • 各単元の学習時間が、1時間ぐらいでできる点
  • 飽きが来ないように、工夫されている点

問題がPDFで出題されている点

個人的な意見ですが、このポイントは非常に大きかったです。現在のフランチャイズのプログラミング教室は、動画を見て子どもたちに教えている教室が多く、動画をなぞるだけで正解にたどり着けてしまいます。子どもたちに考える力をつけてもらう為には、自分で読み、理解し、トライしなければなりません。私は、この点を重視していますので、とても共感を感じました。
また、中学受験にScratch検定を採用している学校もありますが、このScratch検定を取得するには、やはり自分で読み、理解し、トライする必要があります。Scratch検定と同様の形で行っている点から見ても、非常に良い教材だなと感じました。

各単元の学習時間が、60分程度でできる点

子どもたちの集中力を考えると、学校ですと45分授業ですが、私は60分〜90分あって良いと考えています。理由は、学校と違い勉を強いていないからです。自ら学ぼうとする子には、どんどんやってもらい成長してほしいと思っています。そして、『集中力が切れた段階で休憩を入れる。』あくまで子どもたちを、一人の人格者として尊重する。

言われたから学ぶ。言われたから休憩するのではなく、自分と向き合いながら探求することがとても重要だと思っています。それほど、子どもたちの力は凄まじいです。
実際に都内や、さいたま市のプログラミング教室は90分授業が多いのも、そのことを理解している教室が多いことが挙げられます。

飽きが来ないように、工夫されている点

仕様書の通りに作成しているだけだと、子どもたちは飽きてしまいます。そうすると集中力も切れだし、覚えるスピードも減少してしまいます。しかし、今回公開されたカリキュラムの内容は音楽を入れたり、かわいいキャラクターが出てきたりと、子どもたちが飽きないような工夫がされていました。基本操作編2つと、プログラム編2つの合計4つだけですが、子どもたちは十分楽しめる内容だと感じました。もし、子どもたちが家で退屈をしているようでしたら、ぜひ、こちらの学習キットをやってみてはいかがでしょうか。プログラミング教育を先取りするのも良いかもしれません。